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「昼は人が造り、夜は神が造る」――日本書紀が神秘的に表現した箸墓(はしはか)古墳(奈良県桜井市)は、倭国の女王・卑弥呼(ひみこ)の墓とされ、国内最古の巨大前方後円墳(3世紀後半、墳丘長280メートル)として研究の焦点となっている。宮内庁は第7代孝霊(こうれい)天皇の娘の墓として管理しており、墳丘への立ち入りは一切認められていない。
研究者らは「墳丘が無理なら周辺から攻めるしかない」と、昭和52年から半世紀にわたる発掘調査を継続。考古学の信念が世代を超えて受け継がれている。
「被葬者は卑弥呼か、後継の女王・壱与(いよ)=臺与(とよ)か」――平成7年2月、この疑問が全国ニュースで大きく報じられた。3世紀後半の土器が出土し、248年頃に死去した卑弥呼か次世代の墓である可能性が高まったのだ。
聖域に挑む考古学者たちは、周辺部からの徹底的な調査で古墳の全容解明を目指している。現場では、世代を超えた研究者の粘り強い探求が続けられている。
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