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「頭がいい」とは何か。東大合格まで2浪した著者が自身の経験をもとに、「賢い選択」と「意味のある選択」の違いを問い直す。学歴や合格のプロセスだけでは測れない価値観が浮かび上がる。
著者は多浪の末に東大に合格したが、周囲から「バカ」と言われることがあった。なぜなら、現役合格やスムーズな進路選択が「賢い」とされる風潮の中で、浪人という時間的コストが否定的に捉えられたからだ。
一方で、指定校推薦で早慶に進んだ同級生たちは「頭がいい」「賢い選択をした」と評価される。推薦という制度を活用し、リスクを減らして目標を達成した点が称賛される。
著者は反論できなかった。それは、自分自身も「浪人は無駄だったのではないか」という疑問を拭えず、意味のある選択だったと自信を持って言えなかったからだ。学歴と能力の相関関係について葛藤があった。
「賢い選択」とは効率性や社会的評価に基づくものであり、「意味のある選択」とは個人の価値観や成長に基づくものだ。本当の頭の良さは、両者のバランスと、自分自身の選択に責任を持てることにあると著者は結論づける。