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日本のものづくりは高度な技術に支えられている。江戸時代にさかのぼる伝統から現代の最先端まで、さまざまな「技」の現場を訪ねるなかで、福島県磐梯町にある光学機器メーカー「シグマ」の会津工場にたどり着いた。
シグマは独自開発のカメラや交換レンズなどで知られ、独創的な発想から生み出される製品はプロの写真家も注目する。本社は川崎市麻生区に置くが、生産はほぼ全てを磐梯町の会津工場が担っている。
従業員の多くは地元採用だ。世界に誇る高い技術を支えているのは、「きまじめ」や「粘り強さ」などに代表される「会津気質」にほかならない。
同社の販売網は世界80以上の国・地域に広がり、製品の8割以上を輸出している。生産拠点を海外に移す企業が多いなかで、シグマは「メード・イン・ジャパン」と「会津」へのこだわりを貫いている。
伝統と革新が融合する会津の地で生まれる製品は、今も世界の撮影現場を支え続けている。ものづくりへの真摯な姿勢は、これからも日本の技術力の象徴として語り継がれていくことだろう。