
厚生労働省は、将来の年金受取額を試算できるウェブサイトの機能を拡充し、公開した。新たに個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の受取見込み額や、障害状態にある人が受け取る障害年金の見込み額を計算できるようになった。
このサイトは「公的年金シミュレーター」と呼ばれ、2022年に公開された。利用登録は不要で、パソコンやスマートフォンからアクセス可能。生年月日、職業(会社員や自営業など)、平均年収などを入力することで、将来の年金受取額の目安を得られる。
iDeCoについては、毎月の掛け金と想定運用利回りを選択すると、運用益や受給見込み額の概要が表示される。障害年金も、障害の程度に応じて受取額の目安を確認できる。
iDeCoは任意加入の制度で、加入者は投資信託などの金融商品を選んで運用する。掛け金は全額所得控除の対象となり、運用益も非課税とされる。
この機能拡充により、国民はより具体的な年金見込みを把握し、老後資金の計画を立てやすくなったと期待される。厚労省は今後もサイトの改善を続ける方針だ。