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米海兵隊が今夏、沖縄県を拠点とする部隊に、最新鋭の対艦ミサイル発射装置「NMESIS(ネメシス)」と、短距離防空システム「MADIS(マディス)」を正式配備した。ネメシスは無人車両から遠隔操作でミサイルを発射し、一方のマディスは、電子妨害装置などを用いてドローン(無人機)を含む敵の低空脅威を無力化する。中国からのミサイル攻撃を念頭に、自衛隊が収集したデータを用いて運用したり、自衛隊の航空機で運搬したりすることも想定されている。6月末に米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町など)で公開された新兵器をレポートする。
ネメシスとマディスは、第3海兵遠征軍(ⅢMEF)配下の第12海兵沿岸連隊(12MLR)に配備された。
ネメシスは、有人のリーダー車両と戦闘指揮車、それに無人車両の3種類で構成される。無人車両は「ROGUE-Fires(ローグ・ファイア)」と呼ばれる遠隔操作型地上ユニットで、有効射程250キロ以上の海軍打撃ミサイル「NSM」を2基搭載。陸上から敵艦艇を射程に収め、遠隔操作で発射する。
沖縄への配備は、日本周辺の海域を統制し、沿岸防衛を強化する狙いがある。
ネメシスを運用する第12沿岸戦闘チームの中射程ミサイル中隊長、ルーク・エグロフ少佐は「(海域で敵の作戦を妨げる)海上拒否や、沿岸作戦を支援するために設計された機動性の高い対艦ミサイルプラットフォームだ。NSMと組み合わせると、生存性の高い、精密な長距離打撃力をもたらす」とアピールした。