t>

マンション価格の高騰が続いている。価格の高止まりが顕著な東京だけでなく、大阪でも価格上昇が起きている。不動産調査会社の東京カンテイによると、大阪府の6月の中古マンション価格は、前年同月より約2割増の4396万円(70㎡換算)。大阪市では6463万円と19カ月連続で上昇した。
資産価値が高いマンションはどこか。マンション情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインドのデータを基に、資産性の高いマンションをランキングした。資産性を測る偏差値は、同社が収集した物件概要などのデータに基づき、建物の特性や立地、築年数、権利形態の安定性といった要素を評価し点数化したものだ。ここでは分析対象とした1万3077棟のマンションうち、大阪府で偏差値の高い上位102物件を掲載する。
偏差値69以上の上位28件は、大阪市北区・中央区のタワーマンションが中心だ。これらの上位物件の販売価格は、中央値で約1億2749万円(2026年1〜5月)だった。ワンノブアカインドの川島直也社長は「すでに価格が天井に近く高止まりしている東京とは対照的に、大阪の中古マンション市場はまだ伸びしろがある。直近の25年から26年にかけて価格の上昇率が高まっており、その主な要因が梅田周辺の大規模再開発だ」と話す。
JR大阪駅(大阪市北区)の北側で再開発が進むうめきた地区では、三菱地所などが手がけた「グラングリーン大阪」が24年9月から順次開業している。25年12月に竣工した「グラングリーン大阪ザ ノースレジデンス」の販売価格は、ランキングで最高額の3億6396万円(2026年1月〜5月)だった。
こうした再開発の動きは今後も続く見通しで、大阪の中古マンション市場はさらなる価格上昇が予想される。資産性を重視する購入者にとって、梅田周辺のタワーマンションは引き続き注目すべき物件となりそうだ。