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大阪土産として親しまれてきた「粟おこし」などを手がける老舗和洋菓子メーカー、戎大黒本舗(大阪府守口市)とそのグループ会社が事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったことが22日、明らかになった。代理人の弁護士が公表した。
2社合計の負債総額は約3億1千万円に上る。新型コロナウイルス禍による旅行客の減少が長期化し、土産物需要が低迷したことが経営を直撃したとみられる。
帝国データバンク大阪支社によると、戎大黒本舗は昭和2(1927)年に創業。約100年にわたり地元の味を提供してきた。
主力商品の「粟おこし」は、主要な鉄道駅や空港の売店で広く取り扱われていたが、コロナ禍で観光客が激減。販路が大きく縮小した。
令和3年5月期の売上高は約3千万円で、コロナ流行前の約10分の1まで落ち込んでいた。回復の見通しが立たず、経営継続を断念したとみられる。