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米政府は30日、回収可能な重要鉱物や材料の輸出を規制する方針を示した。トランプ米大統領が国防生産法に基づき、輸出規制の権限を商務長官に与える覚書に署名した。
規制の対象となるのは、使用済みのレアアース(希土類)永久磁石や重要鉱物を含むスクラップなどだ。国家防衛に不可欠な物資として位置づけられる。
ホワイトハウスによると、回収可能な重要鉱物や材料を軍需生産などの観点から国防に必要な産業資源だと認定。海外からの輸入に大きく依存しており「深刻かつ継続的な供給網の混乱を招く恐れがある」と判断した。
レアアースは電気自動車や風力発電、軍事機器など幅広い先端産業に使われる重要資源だ。精錬や磁石加工の多くを中国に依存しており、米国は国内回収・再利用を促進して供給網の脆弱性を減らす狙いがある。
商務長官は今後、具体的な規制対象品目や運用方法を定めるとみられる。重要鉱物をめぐっては中国も輸出規制を強化しており、主要国による資源の囲い込み競争が一段と激しくなりそうだ。