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豊田通商は7月30日、ナミビア共和国で進めるレアアース探査・開発事業について、特定目的会社「TJナミビア・レア・アース」を設立したと発表した。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は同社に最大4767万カナダドル(約54億6000万円)を出資する。
開発対象となるのは、ナミビア北西部のクネネ州コリハスにあるロフダル地域だ。自動車モーターなどに使われる永久磁石の製造に必要な重レアアースを多く含んでおり、日本初となるアフリカでのレアアース鉱山開発を目指す。
JOGMECは7月23日にTJナミビア・レア・アースへの初回出資を実行した。JOGMECの資金支援により、探査段階から国のバックアップを受けた形で事業を推進する。
重レアアースは電気自動車(EV)の駆動モーターなどに使われる高性能磁石に不可欠な資源だ。供給の多くを中国に依存する日本にとって、調達源の多様化は長年の課題であり、今回の出資も資源安全保障上の観点から行われたとみられる。
豊田通商はナミビアでの鉱山開発を通じ、レアアースの安定調達ルートの確保を目指す。JOGMECの出資を受け、日本初のアフリカでのレアアース鉱山開発が実現するか注目される。