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JR東日本は25日、27日に一部開業する「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」の内覧会を開いた。多くの企業が入居し、人工知能(AI)やデータを活用し、ロボットなどの最新技術も導入される。今春に本社を移転するKDDIが街の設備や人に関するデータを収集・分析するデータ基盤「都市OS(基本ソフト)」を構築し、改札を通過すると専用アプリにさまざまな情報が通知されるサービスを提供する。
内覧会では都市OSと連動した配達ロボットが公開された。防犯カメラの映像などから混雑状況を判断し、人の少ないルートを自分で判断してオフィスや住居エリアに商品を届ける。都市OSを活用することで、異なるメーカーのロボットでも連携できるようになる。
専用アプリを通じて位置情報や興味関心に関するデータを収集。交通系ICカード「Suica(スイカ)」と連動し、改札通過時に利用者に合わせた情報を通知する。JR東によると、将来的には健康データなどとも連携し、帰宅時にフィットネスジムに誘導するなど、健康習慣につながる機能拡充も期待できるという。
このほか、人流データを基に構築した3次元(3D)都市モデルを活用し、1万人規模のシミュレーションに基づく防災計画を策定する。防犯カメラの映像から1分単位で人流予測を更新することができる。
高輪ゲートウェイシティは品川駅北隣の高輪ゲートウェイ駅(港区)西側に、南北1.6キロにわたって広がる。オフィスや商業施設が入る2棟が27日に先行オープンする。
KDDIのほか、マルハニチロや神戸製鋼などが本社を移転させる計画。東大やシンガポール国立大などが研究室を構え、スタートアップ(新興企業)らが機器を共有できるシェア実験室も設ける。ヘルスケア分野などの新規事業創出を目指す。
2026年春には高層住宅、6階建ての低層文化施設が開業する。住宅は500戸超で、すべて賃貸。インターナショナルスクールも開業予定で、JR東は「大使館職員やグローバル企業の家族を伴って赴任されている方の入居を想定している」と説明。1カ月の賃料は「最高で数百万円」(JR東)という。