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このところ日米関係について考えさせられることが多い。歴史認識から眺めてみると日米関係には日本が抱える「宿題」が浮かび上がってくる。
私は終戦直後に韓国(建国までは南朝鮮である)の新聞で何がどのように語られているかを調べた、と本欄で以前にも書いた。そこには日本による統治の「悪辣(あくらつ)」や「非道」、戦時中の日本軍の「卑劣」や「弱さ」を言い募って日本を貶(おとし)めるプロパガンダ報道が見られる。敗戦直後、日本で日本人に罪の意識を刷り込む宣伝が米国によって行われていたのと同じ文脈である。
こうした両国のプロパガンダは、戦後の日米関係に長く影を落としている。日本の歴史認識に対する不信感が、韓国や他のアジア諸国との関係のみならず、米国との間にも軋轢を生む要因となっている。
最近では、米国議会での歴史修正主義への懸念表明や、韓国との歴史問題をめぐる米国の仲裁役割など、日米関係にも解けない宿題が山積している。
日本が自らの歴史と向き合い、真摯な対話を重ねることが、日米関係の真の強化につながるのではないだろうか。この宿題は、日本自身が解くべき課題である。