
昭和41年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪となった袴田巌さん(90)の姉、ひで子さん(93)が9日午前、衆院法務委員会に参考人として招かれ、再審制度を見直す刑事訴訟法改正の政府案に反対する意見陳述を行った。
ひで子さんは「私が33歳のときの事件から再審無罪まで58年たって、私は91歳になっていた。なんでこんなに時間がかかるのか。検察抗告があるから、(静岡地裁での再審開始決定から)10年近くかかって再審開始になった」と、検察抗告の全面禁止を訴えた。
「証拠開示があって今の結果(再審無罪)になった。支援者も加わって、みそ漬け実験を行ってもらい今の巌がある」と述べ、証拠開示の重要性を強調した。
「検察は証拠を隠していた。いい証拠も悪い証拠も全部出して裁判をやっていただきたい」と述べ、証拠の全面開示を要求した。
「法律を作った人間が人間として法律を改正していただきたい。国会議員の皆さま、よろしくお願いします」と結び、政府案の修正を強く求めた。