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レアル・マドリードのカンテラ(育成組織)出身で、U-21スペイン代表にも名を連ねるFWゴンサロ・ガルシア(22)とMFセサル・パラシオス(21)が、フルアムに完全移籍加入することが決まった。両クラブが4日に発表している。今季限りでマルコ・シウバ前監督が退任し、アルバロ・アルベロア新監督を迎えたフルアムが、新体制の“最初の獲物”として若き才能を迎え入れた格好だ。
フルアムの公式発表によると、両選手ともに2031年6月30日までの5年契約を締結。契約には1年間の延長オプションも付帯しているという。背番号はゴンサロが「7」、パラシオスが「8」に決定した。移籍金は非公表とされているが、英『スカイスポーツ』やスペイン『マルカ』など大手メディアの報道によると、ゴンサロがおよそ4000万ユーロ(約72億円)にボーナス200万ユーロ(約4億円)を加えた額、パラシオスが約1000万ユーロ(約18億円)と見られている。
そして、この移籍を巡って興味深いのが、レアル・マドリードが将来にわたって握る“カード”の存在だ。スペイン『マルカ』によれば、レアルがカンテラ出身選手を売却する際の恒例ともなっている手法で、フルアムは両選手の権利の70%を取得。残る30%はレアルが引き続き保有することになる。将来、両選手が売却された際にはその30%がレアルに還元されるほか、買い戻しに動く場合も優位に交渉を進めることができるという。シンプルな売却ではなく、クラブ間の関係性を濃密に残す“高度な取引”と言えるだろう。
フルアムは先日、今季限りでのシウバ前監督の退任を発表。後任に据えたのが、レアルのカンテラ各部門で長年にわたって指導者を務め、シーズン途中からはトップチームの指揮官も務めたアルベロア新監督だ。ゴンサロとパラシオスはトップチームだけでなく、カンテラ時代からアルベロア監督の薫陶を受けてきた。今回の移籍は、新監督の強い要望が実現した形と見られており、恩師の下で新たなステージに挑むことになる。
2004年3月24日生まれのゴンサロは、レアルのカンテラ育ち。2023年11月にトップチームデビューを飾ると、FIFAクラブワールドカップ2025では4ゴールを挙げて得点王に輝いた。今季は公式戦通算39試合に出場し8ゴールを記録。シーズン途中から指揮を執ったアルベロア監督には、器用なセンターフォワードとして重宝されており、FIFAワール