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フランス南部のカンヌで開催されていた第79回カンヌ国際映画祭の授賞式が23日夜(日本時間24日未明)に行われ、濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」で主演を務めた岡本多緒さんとビルジニー・エフィラさんが女優賞を受賞した。日本の俳優が同賞に輝くのは今回が初めてとなる。
「急に具合が悪くなる」は、哲学者の宮野真生子さんと人類学者の磯野真穂さんが病や命について交わした往復書簡をまとめた共著が原作。パリ郊外の介護施設でディレクターを務めるエフィラさん演じる女性と、がんを患う演出家を演じる岡本さんの交流が繊細に描かれている。日本では6月19日に公開される予定だ。
岡本さんは1985年生まれで千葉県出身。パリ・コレクションなどファッション界の第一線で「TAO」としてモデル活動を展開。2013年には米映画「ウルヴァリン SAMURAI」でヒロインに抜てきされ、以降国内外の映画やドラマに出演している。
エフィラさんは1977年生まれでベルギー出身。テレビの司会者を経て映画俳優に転身した。
今回のカンヌのコンペティション部門には、是枝裕和監督の「箱の中の羊」、深田晃司監督の「ナギダイアリー」も選出されていたが、いずれも受賞には至らなかった。(共同)