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デンソーとテュフ ラインランド ジャパンは、バッテリーパスポート(BP)に関する技術ホワイトペーパーを共同で作成したと発表した。電気自動車などに搭載されるバッテリーの持続可能性を巡り、欧州で進む規制対応を見据えた取り組みの一環となる。
欧州では2027年2月から、欧州電池規則に基づき車載用や産業用などの電池製品にBPの導入が義務付けられる予定だ。BPはバッテリーの原材料情報や製造工程、炭素排出量などのデータを一元管理し、サプライチェーン全体の透明性を高める仕組みとして注目されている。
一方で、BPの実装には、個々のバッテリーを一意に識別する仕組みや、ライフサイクルを通じて更新される動的データの扱い、関係者ごとのアクセス権限、分散管理されたデータを相互接続して継続運用するためのシステム設計など、検討すべき論点が広い。
こうした背景を踏まえ、デンソーとテュフ ラインランド ジャパンは2025年9月にデジタルプロダクトパスポート推進に向けた覚書を締結。この連携に基づき、欧州電池規則およびエコデザイン規則に基づく規制要件を整理し、BP導入検討の一助を目的にホワイトペーパーをまとめた。
ホワイトペーパーでは、BPに求められる技術要件に加え、データの信頼性確保やトレーサビリティー向上に関する論点も整理されている。両社は今後も連携を深め、バッテリーの持続可能なサプライチェーン構築を支援していく方針だ。