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松本洋平文部科学相は19日の閣議後記者会見で、自衛隊が提供した「南極の氷」を使って学校で授業を行うことについて「特段問題があるとは考えていない」と述べた。また、学校現場での自衛隊の取り扱いについては「自衛隊の役割を盛り込んでいる学習指導要領に従って、ぜひ指導してほしい」と求めた。
沖縄県石垣市の中学校で2月、海上自衛隊が提供した「南極の氷」を教材に理科の授業が行われた。この授業について、6月の同市議会の一般質問で共産市議が「教育現場で自衛隊の広報が許されるのか」と批判した。
石垣市教育委員会はこの授業を問題視しない考えを示しており、文科省がそれを追認した格好だ。共産市議の懸念に対して、市教委は特段の問題はないとの立場を取っている。
松本氏はさらに「自然科学への興味・関心を育むための授業だと聞いている。外部人材と連携して教材を活用したり、授業を実施したりすることは広く行われているし、自衛隊は(南極観測船の)『しらせ』の運航をはじめ南極観測事業で大きな役割を果たしている組織でもある」と述べ、自衛隊の協力の正当性を強調した。
これにより、自衛隊が提供する教材を用いた教育活動について、政府として問題ないとする立場が明確になった。今後も学校現場での自衛隊の関与の在り方をめぐる議論が続く可能性がある。