
自民党の萩生田光一幹事長代行は26日、政治系ユーチューブ番組「魚屋のおっチャンネル」で、中東情勢の緊迫化を背景とした原油供給不安を巡り「来年以降まで原油のことは心配ない状況が続いている」と述べ、冷静な対応を呼びかけた。また、自身と鈴木俊一幹事長の関係について、国民的アニメのキャラクターにも触れながら言及した。
日本は原油輸入の9割超を中東産に依存してきており、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖されたことによる影響が広がっている。
経済産業相の経験がある萩生田氏は「9割穴が開いたが、日本政府はすごい頑張って、ホルムズを通らない原油で7割確保した。だからマイナス2割まできて、なおかつ元々あった280日分の備蓄のうち220日分が残っている」と説明。「はっきり申し上げて、来年以降まで原油のことは心配ない状況が続いている」と述べた。調達先の多角化に向けた取り組みや、東南アジア諸国連合(ASEAN)との共同備蓄を進めたい考えを示した。
プラスチックなどの原料となる原油由来のナフサに関しては「十分足りている」と述べた。シンナーの流通経路を調べた際のことだとして、「詰まっているところが分かった。本当は業者名を言ったほうが世の中に早く流れるが、それは勘弁してくれということで、今は、ちゃんと容量があるのだから心配せずにお客さんに出してほしいとやっている」と語った。「それを何種目もやってるから今、経産省も大変だ」と説明した。
混乱の例としてゴミ袋を挙げ「ゴミ袋が今(店頭に)ない。ゴミが倍に増えてないのにゴミ袋だけがなくなるわけがない。ゴミ袋がなくなると困ると思うから、ふだん2セット買っている人が4セット買う。みんながそういうことをやると、スーパーからなくなる」と述べ、冷静な購買行動を促した。
また、「一回落ち着こうよ、と。出してくれ、と。『全体量はある』といくら政府が説明しても、みんなイライラしている。この1週間、2週間がちょっと勝負だ」と述べ、業者に在庫を抱え込まないよう呼びかけた。
ナフサの輸入拡大や国内増産に関しては慎重姿勢を示した。「値崩れして、落ち着いた時に大変な事態がまた来る。簡単に輸入拡大や国内増産と言うと、今度は市場がおかしくなってしまう。そこはやはり慎重でなくてはいけないと思う」と述べた。
共演した平将明前デジタル相が自身を「ドラえもん」に登場する「ジャイアン」になぞらえていることを紹介し、「平さんが一生懸命言うから『ジャイアン』が定着してきているが、今、私の部屋にはジャイアングッズが全国から送られてきている。ぬいぐるみとかコーヒーカップとか、ジャイアン(グッズ)って、こんなにいっぱいあったのかというくらいだ」と語った。
鈴木氏については、「ジャムおじさんといわれていた」と明かした。ジャムおじさんは「アンパンマン」に登場するキャラクターだ。萩生田氏は「ジャムおじさんとジャイアン。笑いごとではなく、コンテンツで国を売り出していこうと思っている。なんと言われようと、キャラがつく方がいいだろうし」と述べた。鈴木氏の人柄に関しては「本当に真面目でいい人だ。丸投げせず、(案件に対し)ちゃんと自分がファーストコンタクトして、分かった上で『これ代行お願いします』というタイプだ。すごいやりがいもあるし、きちんと報告もできる。報告した時に、『それは何だ』と言われたら困る」と話していた。