
JR東日本は6日、横須賀線の東京~品川間を始発から終日運休とし、昼夜連続の集中工事を実施した。運休区間の地下トンネルでは、工事の様子を報道陣に公開した。
公開されたのは、枕木周囲のコンクリートを削る「路盤はつり」。枕木を交換する作業の一部で、人力と重機による作業の両方が行われた。コンクリートを削る際に「ガガガッ」というけたたましい音が響いた。
東京~品川間の地下約30メートルのトンネルは「東京トンネル」と呼ばれ、昭和51年に開通した。臨海部のため、塩分や漏水などによるトンネルの劣化が進みやすいという。内部ではコンクリート壁の剥落なども見受けられた。
線路の工事は通常、終電から始発までの夜間に行われるが、昼夜連続で実施することで、十分な作業時間を確保でき、効率化が進められる。工事全体では、年間約190日だった作業を約170日に短縮できるという。
JR東日本首都圏本部の志野達也・設備ユニットリーダーは「昼夜を通した集中工事で安全性や作業効率を向上させ、安定輸送を確保していきたい」と話した。JR横須賀線では9月と11月にも同様の工事が予定されている。(文・写真 成田隼)