
覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されていた男が石川県警金沢東署の3階留置場から飛び降り、約48時間にわたる逃走の末、福井県内で軽トラックにしがみつくも振り落とされ、単純逃走の現行犯で逮捕された。石川県警が11日、明らかにした。
警察によると、この男は覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、余罪追及のため金沢東署に留置されていた。9日午後1時ごろ、留置場管理の警察官の目を盗み、緊急避難用窓から約10メートル下の植え込みへ飛び降りて逃走を開始した。
男はまず警察署近くの自動車修理工場から車1台を盗み、署から約7キロ離れた石川県野々市町まで逃走。そこで車を乗り捨て、さらに徒歩で逃走した。警察が行方を追ったが、足取りはその場で途絶えた。
逃走から2日後の11日正午過ぎ、若い女性が運転する車の助手席にいた男が逃走中の容疑者に似ているのを福井県警の捜査員が発見し、手配を行った。車は数キロ先の国道8号線での検問に引っかかったが、これを突破して逃走を続けた。
福井県警は緊急配備を実施し、捜査車両で行く手を塞ぐなどした。車はさらに逃走し、検問から約25キロ離れた河野村で捜査車両に激突。男は下車して徒歩で逃走し、通りかかった軽トラックの荷台にしがみついたが、約50メートルで振り落とされ、その勢いで20メートル下の河川敷に落下。倒れているところを捜査員に単純逃走の現行犯で逮捕された。逃走を手助けした女も犯人隠避の疑いで逮捕されている。
警察では逃走の経緯を含め厳しく追及する方針で、「今度はしっかりカギのかかる留置場に入れ、監視する警察官も通常より増やす」としている。
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