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ポーランドのナブロツキ大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領に授与されたポーランド最高位の勲章を剝奪すると発表した。理由は、ゼレンスキー氏が第2次大戦期にポーランド人虐殺に関与したウクライナ民族主義組織の名称を軍特殊部隊の呼称に使用したことに対する批判の高まりだ。
この組織は、第二次世界大戦中にポーランド国内で大規模な虐殺を行ったとされ、両国の歴史認識をめぐる敏感な問題となっている。ウクライナ側は英雄視する向きもあるが、ポーランドでは強い反発が続いてきた。
ポーランドはロシアの侵攻開始当初からウクライナへの支援を続けてきたが、今回の勲章剝奪決定により両国関係が悪化する可能性がある。特に、ポーランド北部グダンスクで25~26日に「ウクライナ復興会議」が開催される直前の決定で、ウクライナ側は反発を強めている。
ナブロツキ氏は声明で「部隊の名称変更を繰り返し求めたが、ウクライナ側の立場は変わらなかった」と経緯を説明した。同時に「ロシアの侵攻はポーランドと欧州全体の脅威だ。今後も変わらずにウクライナを支援し続ける」と強調し、支援継続の姿勢は変わらないと述べた。
今回の措置が実際の支援にどの程度影響するかは不透明だが、歴史問題が安全保障協力に影を落とす懸念も指摘されている。両国は今後、対話を通じて関係修復を模索するとみられる。(共同)