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皇室典範改正で議論を呼んだ皇室のあり方、そして隣国・韓国と中国との関係――。前首相・石破茂は日本の現状に何を思うのか。忖度なく語りつくした60分のインタビューの後編です。
石破氏はまず、近年のネット上の誹謗中傷が社会の分断を深めていると指摘。その上で「過去の歴史を直視しない風潮が、真の保守の姿勢をゆがめている」と警鐘を鳴らした。自身も標的となった経験から、安易な同調圧力に流されない覚悟の重要性を強調した。
皇室については、安定的な皇位継承のあり方が改めて問われていると述べ、国民的議論の必要性を訴えた。石破氏は「皇室は日本の歴史と文化の象徴。政治の都合で変えるものではない」と語り、慎重な検討を求めた。
外交面では、韓国や中国との関係改善に向け、首脳間の率直な対話が不可欠と主張。他方で「譲れない一線は明確にすべきだ」と述べ、歴史認識や領土問題でのバランスのとれた対応を説いた。特に中国に対しては、経済協力と安全保障の両立が課題だと指摘した。
最後に石破氏は「真の保守政治家とは、短期的な人気やネットの声に左右されず、国家の長期的な利益と歴史的責任を負う者だ」と強調。インタビュー全体を通じて、自らの政治哲学を淡々と、しかし力強く語り続けた。