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AIで答えがすぐ見つかる時代、でも「すぐ忘れる」「他人にうまく説明できない」という人はいませんか? 教え子5人に1人を東大合格に導いた市野瀬早織氏が、その「根本原因」と「今こそ必要なスキル」を解説します。
近年、チャットAIに質問して即座に回答を得ることが日常的になり、知識の定着よりも即時性が優先される傾向が強まっています。しかし、市野瀬氏は「AIの答えをそのまま受け取るだけでは、自分の頭で考える力が育たない」と警鐘を鳴らします。
市野瀬氏によると、情報を「自分の言葉で説明できない」人の多くは、理解のプロセスを省略しているといいます。AIが提供する正解をコピー&ペーストするだけで終わってしまい、その内容を咀嚼して自分なりの表現に変換する訓練が不足しているのです。
根本的に欠けているのは「抽象化能力」だと同氏は指摘します。具体例を一般化し、要点を掴んだ上で他者に伝えるためには、情報を構造化して再構築する力が必要であり、これこそがAI時代にこそ磨くべきスキルだと述べています。
市野瀬氏は「AIを賢く活用するには、まず自分で考えて仮説を持ち、その後にAIで答え合わせをする習慣が重要」と提言。受動的な情報摂取から能動的な学習へ転換することで、記憶の定着と説明力の向上が期待できると結論づけています。