
世界最大級のIT見本市「COMPUTEX台北」で、エヌビディアやインテルなど半導体大手がAI時代の最新技術を相次いで発表した。台湾現地からリポートする。
特に注目を集めたのが「エージェント型AI」の台頭だ。従来のチャットAIとは異なり、自律的にタスクを遂行するAIが普及することで、データ処理の中核を担うCPUの重要性が急激に高まっている。
エヌビディアはGPU市場での圧倒的な強みを持つが、AI向けCPU「Grace」を投入し、CPU市場への攻勢を強めている。同社のCEOは「AIの未来はCPUとGPUの協調にある」と強調した。
一方、アームは省電力設計でデータセンター向けCPUのシェアを拡大。インテルも新型AI向けプロセッサを発表し、両社はエヌビディアに対抗する戦略を打ち出している。
業界関係者によると、エージェント型AIの普及は半導体の設計思想そのものを変えつつある。CPUの主戦場で繰り広げられる競争は、今後のAI業界の勢力図を大きく塗り替える可能性がある。