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KANSAS CITY, MISSOURI – JULY 11: Referee Joao Pinheiro shows a red card to Breel Embolo #7 of Switzerland during the FIFA World Cup 2026 Quarter Final match between Argentina and Switzerland at Kansas City Stadium on July 11, 2026 in Kansas City, Missouri. (Photo by Michael Regan – FIFA/FIFA via Getty Images)国際サッカー協議会(IFAB)が、2026年W杯アルゼンチン対スイス戦でのVAR誤運用を認めた。英BBCや米CNNなど複数メディアが28日に一斉に報じている。
問題の判定は準々決勝72分に発生。1-1の状況でスイスFWブリール・エンボロが転倒し、主審は当初アルゼンチンMFレアンドロ・パレデスにイエローカードを提示。しかしVAR介入によるオンフィールドレビューで接触がなかったと判断され、パレデスの警告は取り消され、エンボロに2枚目のイエローカードが提示され退場となった。
67分に同点に追い付いたスイスは数的優位を失い、延長後半に2失点。ベスト4進出を逃した。試合後、ムラト・ヤキン監督は「主審は誤った判断を下した。審判を擁護する姿勢は理解できるが、今日の試合は台無しにされた。あのような形で敗退するのは非常に辛い」と不満を漏らした。
IFABはこの判定について、VARの運用ミスを認めた。警告に関するVAR介入は制裁対象となる反則を犯した選手の特定のみに認められ、反則の有無や内容を再検討・変更することはできないと規定。今回の事象は規定の適用外だったと説明した。
なおIFABは、新シーズンや今後の国際大会に向けてVAR規定の見直し作業を進めていることも明らかにしている。
エンボロの退場はシミュレーションによるもので、W杯史上4人目。2006年以来の出来事となった。
アルゼンチンは延長戦を制して準決勝へ。メッシの連続得点は途絶えたが、死闘を制した。
スイスは4大会連続決勝T進出の実績を持つが、今回の判定が敗退の大きな分岐点となった。