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国立健康危機管理研究機構は2日、全国の医療機関から報告された今年のはしかの累計患者数(速報値)が511人になったと明らかにした。過去10年で突出して多かった2019年(744人)の同時期に迫るペースで増加している。
2025年の累計は265人(暫定値)で、既に大幅に上回っている。はしかの原因となる麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、厚生労働省は、感染が疑われた場合、まずは電話で医療機関に相談するよう求めている。
都道府県別では、累計患者が最も多いのは東京都の253人。以下、神奈川県47人、埼玉県38人と続く。4月には1週間当たり全国で60人を超える報告が続いたが、大型連休以降は30人以下で推移している。
日本は2015年に世界保健機関(WHO)から、土着するウイルスによる感染が確認されない「排除状態」に認定されている。今回の感染者の約7割は国内で感染したとみられるが、海外からの帰国者や訪日客によりウイルスが持ち込まれ、感染が広がっている。
厚生労働省は、ワクチン接種の徹底や、海外渡航前の予防接種確認などの対策を呼びかけている。特に、乳幼児や免疫の弱い人への感染拡大を防ぐため、早期の医療機関受診と適切な対応が重要としている。