t>

トランプ米大統領は29日、FOXニュースのインタビューで、イランが前日に米軍施設へ弾道ミサイルを発射したことについて、「完膚なきまでにたたきのめしてやる」と述べた。ただ、「彼らに対話を続けさせよう」とも語り、事態沈静化へイラン側との協議継続の姿勢を示した。
米中央軍は28日、イランの弾道ミサイル発射を発表。ヨルダン軍の発表を地元メディアが伝えたところによると、米軍が使用するヨルダン東部のアズラク空軍基地にミサイル5発が飛来したが、全て迎撃に成功した。
トランプ氏はFOXで「われわれはイランを激しく攻撃する。彼らは痛い目に遭う」と強調。ホワイトハウスで記者団に対し、「イランは(反撃を)やめてくれと言っているが、今度はこっちの番だ」と述べ、中断していた対イラン攻撃を再開する考えを示した。
また、イラン支援のイラク武装勢力によるサウジアラビア攻撃への報復として、米軍とサウジ軍の戦闘機が28日にイラク東部の拠点を攻撃。トランプ氏はこの攻撃がイラク政府との調整に基づくものだと説明し、武装勢力を「世界のがんだ」と非難した。
一方、米財務省は29日、資産凍結などを柱とする制裁対象にイランや中国の団体を追加すると発表。理由として、イランがホルムズ海峡を通過する商船から事実上の通航料を徴収し、革命防衛隊の資金源とするのを阻止するためとしている。
ベセント財務長官は同日の声明で「イランの体制は現金を必死になって求めている」と指摘。「米国は、イランが世界の通商を人質にすることや、革命防衛隊がテロ、攻撃、弾圧を行うための資金源とするために国際海運を利用することを認めない」と強調した。