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トルコ議会は10日、非合法組織クルド労働者党(PKK)の戦闘員らに事実上の恩赦を与える法案を可決した。PKKは昨年5月、40年以上にわたる反政府武装闘争の終結と組織の解散を表明しており、今回の法成立で国内の約4000人の釈放や、イラクやシリアなどに滞在するメンバーの帰国が将来的に実現する可能性がある。
ただし、恩赦の適用には政府による武装解除の認定が条件となっており、PKK側の対応次第では法の枠組みが機能しない可能性もある。先行きはなお不透明だ。
PKKは昨年7月、拠点のあるイラク北部で武装解除を始めた。しかし、その後も依然として多くの武器を保有しているとされ、完全な武装解除には至っていない。
トルコ政府は武装解除の進展を慎重に見極める構えで、トルコ軍は現在も対PKK作戦を続けている。和平の実現には、双方の信頼醸成が不可欠な状況だ。
今回の法案は、長年の紛争終結へ向けた転換点となる可能性を秘めるが、実効性は未知数だ。政府とPKK双方の思惑が交錯する中、和平プロセスの行方は依然として見通せない。