t>

米国とイランの間で暫定的な和平合意が成立したことを受け、原油や天然ガス供給の要所であるホルムズ海峡周辺を航行するタンカーの動きに世界の注目が集まっている。
ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約3分の1が通過する重要な戦略拠点だ。イランはこの海峡の封鎖を度々ちらつかせてきたが、今回の合意により緊張が緩和される可能性がある。
暫定合意の内容は明らかにされていない部分もあるが、イランの核開発制限と引き換えに一部制裁が緩和されるとみられる。これによりイランの石油輸出が増加し、ホルムズ海峡を通過するタンカー数が増えるとの見方が出ている。
「空のタンカー」とは、バラスト(空荷)状態でペルシャ湾に向かうタンカーを指す。イランの石油輸出増加を見越して、タンカー会社が事前に配船を始めている可能性がある。実際、最近の衛星画像ではホルムズ海峡付近でタンカーの滞留が確認されている。
専門家は「合意が本格的な和平につながるかは不透明だが、短期的にはタンカーの動きが活発になるだろう」と指摘する。世界のエネルギー市場はこの動向を注視しており、今後の原油価格にも影響を与える可能性がある。