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経営再建の常套手段である「選択と集中」が自動車販売にも浸透しつつある。三菱自動車が2027年にも、オフロード車に特化した専門店を開設する計画を、日本経済新聞が報じた。
同社は2026年内に生産を終了した多目的スポーツ車(SUV)「パジェロ」を、7年ぶりに復活させる。このタイミングで販売店戦略を見直し、これまで手薄だった都市部の顧客開拓に乗り出すという。
現在の全国展開店舗とは別に、新型パジェロや「デリカD:5」などを展示するオフロード専門店を新設。これにより「四駆技術など三菱自の強みを体感できるようにする」としている。
旗艦店は首都圏を候補に開設し、その後他の地域にも拡大。車種を絞った小型店舗を2030年度までに30店舗開く計画だ。
専門店では、車両に装着する荷台やバンパーなどのカスタム部品も販売。アウトドアに精通した店員が消費者の好みに合わせて部品セットを提案し、利益率を高める狙いがある。
パジェロは1990年代、中村裕一社長時代に軽サイズのRV「パジェロミニ」を含め相次ぎヒット。当時「(2位の)日産のテールランプが見えてきた」と豪語するほど、三菱自動車の拡大路線を牽引した。
記事は「国内で再びアウトドア人気が高まるなか、新型パジェロをはじめとするオフロード車種で巻き返せるか。三菱自の復活を左右する試金石となる」と締めくくっている。