t>

中国が原子力潜水艦からミサイルを発射した実験について、オーストラリアとニュージーランドは6日、事前に通知を受けていたものの非難や懸念の声を上げた。中国の行動が地域の安全保障に与える影響を強く問題視している。
ロイター通信によると、発射に関してウォン豪外相は、地域の「不安定化を招く」と非難。公共放送ABCは、マールズ国防相が「太平洋の安定と平和、安全保障を損なういかなる行動も非常に懸念している」と表明したと報じた。
ウォン氏は、豪州と南太平洋のフィジーが同盟を結ぶ相互防衛条約に調印するため、フィジーを訪問していた。ミサイル発射は、アルバニージー豪首相の条約署名数時間後に発表された。
豪州にとって、フィジーは米国、ニュージーランド、パプアニューギニアに次ぐ4カ国目の同盟国で、フィジーにとっては初の同盟。条約は他の太平洋諸国の加盟も想定しており、豪州は地域への軍事的、経済的影響力を増す中国に対抗する姿勢を示した形だ。
ニュージーランドのピーターズ外相は、ミサイル発射を「好ましくない憂慮すべき事態と考えている」と非難した。(岩田智雄)