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アウディジャパンは2026年5月、コンパクトSUV「Q3」シリーズの第3世代を日本市場に投入した。筆者は6月下旬、Q3とクーペスタイルの「Q3スポーツバック」の両車に試乗し、その出来栄えを確かめた。
新型Q3は、先代から大きく刷新された。全長は約4.5mとコンパクトなボディを維持しながら、ホイールベースを延長し室内空間を拡大。パワートレインは1.5Lターボと2.0Lターボの2種類で、7速Sトロニックと組み合わされる。軽量なボディと相まって、キビキビとした走りを実現している。
デジタル技術の充実は特筆すべき点だ。12.3インチのバーチャルコックピットと10.1インチのMMIタッチディスプレイを標準装備。さらに音声アシスタントの応答性が向上し、ナビや空調操作がスムーズに行える。また、最新のアダプティブクルーズコントロールは、高速道路での運転負荷を大幅に軽減する。
一方で改善が望まれる点もある。タッチパネル式の空調操作は、走行中のブラインド操作が難しく、物理ボタンを好むドライバーには煩わしい。また、シフトレバー周りのスイッチ類が密集しており、意図しない操作を誘発しやすい。インテリアの質感は高いが、収納スペースの少なさも気になる。
総じて、新型Q3は先代から飛躍的に進化した。コンパクトでありながら最新のデジタル武装を施した意欲作だが、ユーザーインターフェースの細部には改良の余地を感じる。ライバルとの競争が激しいこのセグメントで、どれだけ支持を集めるか注目される。