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日本eスポーツ協会(JESU)は31日、日本スポーツ振興センター(JSC)がハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)内に設置したeスポーツの国際競技力向上を支援する強化拠点「HPSC Eスポーツラボ」を報道機関に初公開した。施設では競技中の選手の心拍数や目の動き、体温を計測でき、スポーツ医・科学の研究も後押しする。
この日は、9月に愛知県で開かれるアジア競技大会に出場する選手らが腕前を披露した。サッカーゲームでは、自身が操作していないキャラクターの動きにも注意を払いながら選手同士が高度な駆け引きを展開する様子が解説され、報道陣からは驚きの声が上がった。
セガの人気ゲーム「ぷよぷよ」の代表選手で小学生プロの栗原悠輝選手(11)は「(ゲーム内容を)振り返ることはあまりしないから、視線の動きなどが見えてちょっと面白かった」と話した。通常は感覚的に操作しているプレー内容を科学的なデータで検証でき、プレーが安定するといった効果に期待を寄せた。
ラボにはレースゲームなどの体感型のゲーム機もそろえた。脳科学に関する研究成果や仮想現実(VR)技術を活用し、フィジカルスポーツのトレーニングにも役立てる計画だ。
HPSCの久木留毅センター長は「2028年ロサンゼルス五輪に向け、デジタル機器の効果的な活用を意識した研究を行っていきたい」と話し、すべてのスポーツの競技力向上につなげる考えを示した。