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旧奈良監獄が高級ホテル「星のや奈良監獄」に改修 重要文化財活用の新たなモデルケース

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Yuki Tanaka
経済 - 08 7月 2026

国の重要文化財である旧奈良監獄が、星野リゾート(長野県軽井沢町)が運営する「星のや奈良監獄」に改築された。奈良監獄は建築家の山下啓次郎が設計し、明治41(1908)年に完成した。赤レンガの外観が特徴的な建物である。

監獄が開設された背景には、意外にも欧米列強とのいわゆる「不平等条約」の改正を求めた明治政府の意向があった。明治27年、日英通商航海条約が締結されたことを契機に、他の欧米諸国とも同様の条約が結ばれる。これを受けて「内地雑居」が進んだことから、それまで治外法権だった外国人の犯罪は日本の法律で裁かれることになった。

国内の監獄に外国人を収容することが想定された。そこで日本が人道的な法治国家であることをアピールするため、監獄の近代化が喫緊の課題となる。西欧の新しい監獄の仕組みに学び、衛生的で人道的な施設とすることが求められた。あわせて外観も威厳ある洋風建築とすることで、日本が文明国であることを国際社会に訴えようとしたという。

明治40年に長崎監獄(現長崎刑務所)と千葉監獄(現千葉刑務所)、金沢監獄(現金沢刑務所)、翌41年には鹿児島監獄(現鹿児島刑務所)が開設される。これに奈良監獄を加えて、「明治の5大監獄」と称されることになる。

戦後、奈良監獄は奈良少年刑務所として受刑者の更生と教育の場として使われた。しかし耐震性の問題から平成29(2017)年に閉鎖された。明治期の主要な建物がそのまま残されていることから、その歴史的・美術的価値が高く評価され、同年に旧奈良監獄は国の重要文化財に指定された。

千葉監獄は正門と本館(管理棟)だけが現地に残る。金沢監獄は一部の施設が「博物館明治村」に移築された。長崎監獄と鹿児島監獄は正門が残るのみで、往時の建物は現存していない。旧奈良監獄の建物は、日本の監獄の歴史を語るうえで欠かせない唯一の遺構である。

そこで所管する法務省は、閉鎖に先んじて単に歴史的建造物として保存するだけでなく、公共施設等運営権制度(コンセッション方式)を活用する方針を示した。所有権を国に残しながら、民間事業者が独立採算で建物を改修し、維持管理・運営を担う公民連携の手法である。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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