
沖縄県警は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する抗議活動中の死亡事故現場に、信号機と横断歩道を整備する方針を固めた。今年度内の設置を目指していることが9日、県警への取材で分かった。
事故は令和6年6月28日、名護市安和の土砂搬出港桟橋前の路上で発生した。抗議活動中の女(74)がダンプカーにひかれ、制止しようとした男性警備員=当時(47)=が死亡、女も大腿骨を折る重傷を負った。
県警はこの女を重過失致死容疑で書類送検している。事故現場は国道449号沿いで、抗議活動参加者が「牛歩」で往来する地点として知られ、安全対策の必要性が指摘されていた。
具体的な整備内容として、県警は桟橋出口に信号機と横断歩道を設置し、歩行者用信号も併設する。これにより歩行者と車両の動線を分離し、類似事故の再発を防ぐ狙いがある。
また、事故現場同様に抗議者の往来が確認されている桟橋入り口の既存信号機にも歩行者用信号を追加し、赤信号でも車両の右折を可能とする右折矢印信号を増設する。県警はこれらの対策を通じて交通安全の向上を図る方針だ。