
世界第2の高峰K2で滑落した山岳カメラマンでクライマーの平出和也さん(45)=長野県出身=と、中島健郎さん(39)=奈良県出身=は、未踏峰や未踏ルートにこだわる登山を続け、多数の受賞歴を誇る。2人は今回、K2の未踏ルートに挑もうと現地に入り、遭難した。
2人の所属する石井スポーツなどによると、平出さんは2001年以降、中国やパキスタンなどの名峰に挑戦。自然を舞台に活躍した個人や団体に贈られる16年の「植村直己冒険賞」を受賞した。
17年の記者会見で平出さんは「誰かが登ったルートではなく、自分の道を切り開くことが私にとっての登山だ」と語り、独自の挑戦姿勢を強調している。
フランス登山界の権威ある「ピオレ・ドール(黄金のピッケル)」賞も3回受賞。13年には冒険家、三浦雄一郎さん(91)による80歳でのエベレスト登頂に同行し、その様子を撮影した。
中島さんは大学在学中に3度の海外遠征に臨み、未踏峰2座の登頂に成功。平出さんと共にピオレ・ドール賞を2回受賞している。