
木原稔官房長官は12日の衆院内閣委員会で、自身の秘書官が経済産業省勤務時代の令和4年5月から9月の間、公費での出張中に知人女性とホテルで過ごしたことが5回あり、うち2回は同宿していたことを明らかにした。木原氏は「人事上の対応」を検討する方針を示し、中道改革連合の長妻昭氏の質問に答えた。
長妻氏は「ホテルに内緒で妻ではない女性と2人で宿泊し、2人宿泊には追加料金が必要なのに、それを支払わなかった」と指摘。木原氏は「経産省で確認中」とした上で、「私の秘書官が経産省に勤務時代の話だが、予約時には1名分または1室分で申し込み、支払い時には申し込みに応じて支払いを行った件が数件あると報告を受けている」と説明した。
さらに木原氏は「1回分は追加料金が発生しないことを確認したが、もう1回分については2名で宿泊すると追加料金が発生することを認識したため、後日私費で支払った。いずれのホテルとの間でも精算は適正に終了した」と語った。支払いは雑誌の取材を受けたことを契機に行われたという。
長妻氏は「妻でない女性とホテルに一緒にいたと政府は答弁しているが、それでいいか」と確認。木原氏は「大阪関西万博関連の業務で大阪に出張した際に知人女性をホテルの自室に招き入れたのは5回、そのうちの2回は翌朝までいたということを当該職員が認めている」と答えた。
機密情報を漏らした可能性については、木原氏は「経産省と協力して総合的に確認している」と述べるにとどめた。
秘書官の処遇について木原氏は「確認された事実に基づいて適切に対応していきたい。事実関係は非常に機微にわたる話でもあるし、本人は家族もあるので、きちんと情報を確認した上で人事上の対応の必要性の有無を判断しなければならない」と述べた。
長妻氏は「官房長官の監督責任も問われる」と述べ、調査結果がまとまる時期を尋ねた。木原氏は「本人のプライバシーにもかかわる。可及的速やかに判断し、適切に対処したい」と答弁した。