t>
TRENDING

【ボルボ V60 PHEV 試乗】クラシカルな温もりと実用的PHEV性能、日本市場に最適なパッケージ

1 minutes reading View : 99
Yuki Tanaka
自動車 - 07 7月 2026

ボルボV60 PHEVは、700kmの実走テストで平均燃費16.3km/Lを記録し、充電設備がなくてもチャージモードを活用すれば優れた燃費と静粛性を両立できる実用車だ。さらに全幅1850mmのコンパクトなボディは日本の道路事情に合わせて設計されており、取り回しの良さが際立つ。クラシカルで温かみのあるインテリアは長時間のドライブでも落ち着きをもたらし、SUV全盛の今こそ残すべきパッケージングだと実感した。

3サイズは全長4780×全幅1850×全高1430mm。このディメンションは最新のクルマの中ではかなり小さな部類に入るといっても過言ではない。

ボルボを立て続けに2台お借りした。今回借りたV60 PHEVは、EX30から乗り換えたものである。超が付くほどモダンなEX30から乗り換えて、V60のコックピットに収まってみると、クラシカルな昔風インテリアが出迎えてくれる。

ドライブ直後にはやはり古さを感じるものの、実は30分も乗るとこちらの方が肌に合っていることがわかる(まあ、歳のせいか)。とりわけメータークラスター内のデザインは、デジタルディスプレイであっても慣れた目には視認性に優れ、落ち着いてドライブすることができた。

PHEVであるのだから、帰宅してそのまま充電器に繋げば翌日もフル充電状態で走れるのはわかっていたが、今回は少し変わったテストを行ってみた。

このクルマには走行中に充電をするチャージモードが装備される。多くのPHEV車にこの設定があるのはわかっているが、燃料消費が多くなるだろうとの勝手な思い込みから今まで使ったことがなかった。だからそれに挑戦してみたのである。

お借りした期間に走った総距離はおよそ700km。このうち2回は往復で250km程度のロングドライブである。念頭に置いた走行はこうであった。メーター上の平均燃費が15km/リットルを下回らないよう、それに近くなったら走行モードを充電に切り替えて走行し、平均燃費が16.5km/リットルほどになったら再び自動に切り替えて走行することを繰り返した。

この走行の結果について先に話をすると、返却時の総平均は16.3km/リットルであり、このサイズのクルマとしては立派な燃費性能を示したといえるだろう。この手のテストは試乗会では無理。やはりクルマは数日使ってみないとわからないものである。

まあ、さすがに最後はフル充電して返却したのだが、もし自宅に充電設備がないという人でも、このような走り方をすると案外PHEVは使い勝手が良く、燃費も十分に納得の数値を示してくれることが分かった。

時々ボルボディーラーに行って電気を満たしてやれば(急速充電はできないが)、ガソリンオンリーのクルマ(ボルボにはないけれど)より静粛性も高いし、BEVと違って充電スタンドを調べたり電欠を心配する必要がなくなり、同時に少なからず環境にも配慮できるというわけである。

冒頭に3サイズについて話をしたが、このサイズ(特に全幅に関して)は日本の交通事情を考慮して設計してくれたそうだから、どこに行くにしてもとても都合が良いことは700km走行する間にたっぷりと味わわせてもらった。

横幅が広がっていくと並列駐車の際に隣のクルマが気になるが、このクルマの場合前後のドアサイズがほぼ同じで、本来は乗降に適さないのかもしれないが、意外とドア幅はそれほど大きくないので、隣に気を遣うようなシーンにはあまり遭遇しなかった。

ハイブリッドモードで走行すると、発進は当然ながら電気が司り、一般道では電気が主役というケースが多い。エンジンがかかるタイミングも静粛性が高いためほとんど気づかない。こうしたやり取りが間断なく行われているが、ボルボのPHEVにはネガ要素がないわけではない。

あくまでも今回の試乗車に限ってお話をすると、アクセルオフにして走行する(下り坂のような)ケースで、時としてブレーキが抜けたような状態で、あたかも加速するような印象の走りをすることがあった。いずれにしてもアクセルのオン/オフでこうした傾向が比較的頻繁に表れ、エンジンとモーターのやり取りがあまりうまくいっていない印象があった。このため走行自体が全くスムーズとはいかなかった点が残念である。

しかしこれを除けば、全体としては非常に快適でスムーズである。足のセッティングはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクとされているが、リアのスプリングはコイルではなく横置きのリーフスプリングだ。コイルスプリングに比べてストローク量が取れないのではないかという心配は杞憂。比較的荒れた一般道でも見事にショックを吸収してくれる。

現行モデルは2018年に登場したもので、すでに8年目のモデルイヤーとなるが、スタイリングも使い勝手も最新モデルに全く引けを取らない。それどころか、輸入車でありながら日本の道路事情にも配慮してコンパクトに設計してくれたおかげで、取り回しが良いのは大きな特徴である。

SUV全盛の今、おそらくは目線の高さでSUVというカテゴリーに人気が集まっているのだと思うが、V60のパッケージングはこの先、より多くのADAS機能が加われば残すべき見本のようなパッケージに思われる。何よりもインテリアの造作はクラシカルではあるものの、ほっとする温かみを備えていた。

■5つ星評価 パッケージング:★★★★★ インテリア/居住性:★★★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★★ おすすめ度:★★★★★

中村孝仁(なかむらたかひと) AJAJ会員・自動車技術会会員・東京都医師会「高齢社会における運転技能および運転環境検討委員会」委員。1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来48年間フリージャーナリストとして活動を続けている。また現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。最近はテレビ東京の「開運なんでも鑑定団」という番組で自動車関係出品の鑑定士としても活躍中。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、Response.jpの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
Share Copied

Trending Post