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東京會舘は、東京・丸の内に建て替えた新本館を1月8日に開業した。2020年東京五輪・パラリンピックを控え、約2000人を収容する大宴会場やレストランなどを充実させた。大改革を陣頭指揮した渡辺訓章社長は、日本らしいおもてなしを強調する。
「新本館は東京會舘と三菱地所、東京商工会議所による共同の再開発事業で、隣接した3つのビルを1つにしたことで、大規模化できた。これまでなかった車寄せが幅40メートルで設置でき、大型バスが玄関につけられるなど利便性が向上した。大規模な国際会議やグローバル企業の研修などに対応できる施設や、大型の宴会場などを備え、かつての本館からスケールアップした」
渡辺社長は現場主義の姿勢を貫き、新本館の設計から運営まで自ら確認を重ねた。社員との対話を大切にし、細かなサービス改善につなげているという。
「ウエディング事業のテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)と提携することで、伝統を重んじると同時に、トレンドに対応した結婚式の提案を目指している。95年の歴史を持つ東京會舘のマンネリを壊し、刺激になることを狙った。フレンチレストランの『プルニエ』でも外部から料理人を招いた。自分の殻にこもったままではいけないと考えているためだ」
こうした改革が実を結び、業績は回復基調にある。渡辺社長は「伝統を守りつつ、常に変化を恐れず挑戦する」と語り、さらなる成長を見据える。