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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、探査機「はやぶさ2」が地球から約1億キロ先で小惑星「トリフネ」の間近を超高速で通過した際、地表からわずか約400メートルまで接近していたと発表した。天体を通過するフライバイ探査では世界最接近記録という。
極めて高精度な機体制御が必要で、地球に衝突する可能性がある危険な小惑星の軌道変更や緊急調査といった「プラネタリーディフェンス(地球防衛)」に必要な技術を実証したとしている。
接近時の画像から、トリフネの大きさは長い方向で約840メートル、短い方向で約340メートルで、平均直径は約540メートルであることも判明した。
JAXAの三桝裕也チーム長は「すばらしい技術を得られ、誇りに思う」と話した。
JAXAによると、はやぶさ2は5日午後6時半ごろ、秒速約5.3キロでトリフネの間近を通過した。地表から400~600メートルの距離を通過する計画だったが、その範囲で最も間近な距離での飛行に成功した。
はやぶさ2は、平成26年に打ち上げられた。令和2年に小惑星「リュウグウ」の試料を地球へ届けた後も飛行を続け、13年に最終目的地の小惑星「1998KY26」に到着する計画だ。