
イスラエル当局は8日、パレスチナ自治区ガザの検問所を9日に再開すると発表した。イランがイスラエルへミサイルを発射したことを受け、「安全保障上の措置」として7日に封鎖していた。ガザへの人道支援物資搬入が再開されるが、イスラエル当局は「段階的に実施する」としており、引き続き厳しい制限を課す可能性がある。
イスラエル当局の発表によると、最南部のケレムシャローム検問所を再開し、支援物資の搬入を可能にする。また、最南部ラファ検問所では傷病者らを対象に限定的な人の往来も再開する予定だ。
ガザ保健当局は6日、ラファ検問所に関するイスラエルとの合意内容を明らかにした。それによると、平均で週に3日、1日当たり150人の傷病者の移送が許可されていたが、ここ数週間は大幅に減少しているという。
ガザ域外への移送を待つ傷病者は2万人を超えており、待機中に健康状態が悪化することが懸念されている。ガザ保健当局はこの状況に強い危機感を示している。
今回の検問所再開は一時的なものとなる可能性もあり、イスラエル当局は引き続き安全保障上の判断に基づいて運用を制限する方針を示唆している。国際社会は人道支援の継続的な実施を求めている。