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中国発格安ファッションEC大手SHEIN(シーイン)の業績が、上場申請時に提出した資料から明らかになり、市場の想定以上に伸び悩んでいることが分かった。増収率はわずか1%台にとどまり、急速な成長を続けてきた同社の勢いに陰りが見え始めている。
業績頭打ちの背景には、欧米での販売環境の悪化がある。特に最大市場である米国では、中国発のアパレル企業に対する規制強化や関税引き上げの動きが経営の重荷となっており、欧州でも物流コストの上昇や消費者の節約志向が響いている。
上場を目前に控えたシーインは、ロンドン市場での大型IPOを計画しているとみられるが、市場環境の悪化を受けて評価額の引き下げも検討されているという。投資家の間では、同社の成長神話が終わりを迎えたとの見方も出始めている。
過去にはSNSを活用した販売戦略と超低価格を武器に世界最速クラスで規模を拡大してきたが、競合他社の追随や中国製品への逆風が強まり、優位性は揺らいでいる。サプライチェーンの透明性を巡る批判も根強く、経営課題は山積みだ。
世界最大級のファッションプラットフォームとしての地位を維持できるのか。上場という正念場を前に、シーインが再び成長軌道に乗るのかどうか、その行方に大きな注目が集まっている。