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スイスで14日実施された人口を1000万人までに制限する是非を問う国民投票は、即日開票の結果、反対多数で否決された。政府が正式に発表した。欧州諸国などからの移民流入が続く中、最大政党である右派国民党が流入抑制を狙ってこの提案を行っていた。
「国の人口上限」設定への賛否を問う異例の投票であり、スイス世論が二分される中で国内外の注目を集めた。最終的な開票結果は、賛成が約45.2%、反対が約54.8%となり、否決が確定した。
スイスでは外国人が全人口の約28%を占める状況が続いており、移民問題は長年の政策課題となっている。今回の投票結果は、右派の主張が国民の過半数に支持されなかったことを示し、スイスの「寛容さ」が依然として健在であるとの見方も出ている。
投票期間中には、反右派とみられる人物による「くたばれ右派」という落書きが目撃されるなど、政治的な緊張が表面化した。右派政党への反感と移民問題を巡る議論の深まりが、社会に亀裂を生んでいる様子がうかがえる。
今回の国民投票は、人口制限という前例のないテーマを問うた点で歴史的な意味を持ち、結果は今後のスイスの移民政策や外交姿勢に影響を与える可能性がある。専門家は、与党内での議論がさらに活発化すると予測している。