t>

タイ内務省は17日、昨年実施した地方職員の採用試験で不正があり、合格者の3分の1以上に当たる5924人の得点が水増しされていたとして、採点のやり直しを発表した。合格者は各地で既に勤務を始めているが、大量解雇となる可能性があり、地方行政の混乱が懸念されている。
今回の不正では、合格者全体の約1万5000人のうち、得点水増しの対象となったのは5924人に上る。内務省はこの数字を「合格者の3分の1以上」と説明し、再採点によって新たな合格者が決定される見通しだと述べた。
タイメディアによると、受験者の依頼を受けて当局者に採点操作を働きかけ、金銭を得るブローカーの存在が浮上している。試験は昨年12月に実施され、約43万人が応募。合格発表は今年2月に行われた。
採点のやり直しで、3621人は得点水増しがなければ不合格だった可能性が濃厚で、受験者らの不満の声が噴出している。内務省はブローカーの関与も視野に、全容解明を急ぐ方針だ。
職員は3月ごろから役所や出張所で勤務を開始。内務省は6月、不正疑惑の浮上を受けて地方行政局長を異動させ、調査を進めていた。今回の発表は調査結果に基づく措置とみられる。