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ダイハツ工業は16日、バッテリーの端子に不具合があり、腐食によってエンジンが始動できなくなる恐れがあるとして、軽トラック3車種、計29万8748台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となるのは「ハイゼット トラック」のほか、SUBARUブランドの「サンバー トラック」などで、2021年12月から2025年7月までに生産された車両が含まれる。
国交省によると、設計が不十分だったため、走行時に巻き上げられた水分がバッテリー端子のボルトに付着し、腐食が進行して折れる可能性があるという。この結果、スターター(始動装置)が作動しなくなり、エンジンがかからなくなるリスクが生じる。
同社はこれまでに、バッテリー端子の不具合に関する申告を27件確認しており、いずれも市場での報告に基づくものだ。ダイハツは問題の早期解決に向け、国土交通省と連携しながら対応を進めている。
具体的な対策として、ダイハツは全対象車両に対し、防水カバーを新たに追加するとともに、腐食の可能性があるボルトを交換する措置を取る。これにより、水分の侵入を防ぎ、端子の耐久性を向上させる見通しだ。
今回のリコールは、自動車の品質管理における一つの課題を浮き彫りにした。ユーザーに対しては、ダイハツが無償修理を実施する方針で、対象車両の所有者には順次連絡が行われる予定である。