t>

トヨタ自動車は11日、人工知能(AI)を活用したロボットなど次世代技術の研究拠点を愛知県豊田市に新設すると発表した。2027年12月の完成を目指し、本社や静岡県裾野市の東富士研究所などに分散する研究機能を集約。開発プロセスの迅速化を図る。
新拠点の延べ床面積は約2万6000平方メートル。トヨタが次世代技術開発を担う社内組織「未来創生センター」の新たな拠点として位置づける。跡地には、2022年に閉館したトヨタグループの複合レジャー施設「フォレスタヒルズ」の土地を活用する方針だ。
稼働開始時には約300人の研究者・技術者が勤務し、将来的には400人規模に拡大する見通し。ここではAIやロボティクス、自動運転など次世代モビリティ技術の研究開発が進められる。
トヨタは近年、AI技術を製品開発の中核に据える戦略を強化している。新拠点では、異なる分野の専門家が一堂に会し、これまで以上に密接な連携が可能となるため、技術の実用化サイクルを大幅に短縮できると期待されている。
同社は「豊田市と連携し、地域の産業振興にも貢献したい」とコメント。新拠点の建設により、愛知県内での雇用創出や関連企業の集積効果も見込まれる。