
フィリピン当局は10日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)に設置された浮遊式の構造物の撤去を中国政府に求めていると明らかにした。ロイター通信が伝えた。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は11日、構造物は中国政府系研究機関の「一時的な科学研究施設」だと伝えた。
中国外務省報道官は9日の記者会見で「黄岩島は中国の固有の領土だ」と主張し、「科学調査を含む活動を黄岩島で行うことは主権国家の正当な権利だ」と正当化した。
スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国が実効支配している。
この問題を巡り、フィリピンは中国への抗議を強めており、南シナ海全体の緊張が高まっている。