
中国海警局などの当局船が台湾本島の周辺海域で活動を増加させている。
6月上旬には日本とフィリピンが海洋境界画定交渉の開始で合意したことへの対抗措置を理由に、台湾本島周辺で過去最大規模の「法執行」活動を実施した。
中国は台湾への圧力の軸足を軍艦と軍用機による直接的な威嚇から、当局船による「法律戦」と「認知戦」に移している可能性がある。
中国国営新華社通信によると、中国交通運輸省は6~10日、同省海事局の1万トン級巡視船「海巡09」など計4隻を台湾東部海域に展開。「通過する船舶198隻を検査し、規定・法律違反に当たる3隻に是正を勧告した」と主張した。台湾の海巡署(海上保安庁に相当)によると、海巡09など4隻は7日、台湾側が中国船の進入を制限する台湾本島南西沖の「制限水域」に入った。中国船は「ここは中国の管轄海域だ」などと主張。7~9日にはシンガポール船籍などの貨物船3隻に対して出入港の情報を問いただした。
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