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台湾の台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表は9日、長崎市の平和祈念式典を欠席し、長崎市が席次で「適切な待遇」をしなかったとして「厳正に抗議する」との声明を発表した。式典には福岡弁事処の処長が代理で出席した。
声明は、国会議員などを通じた申し入れにもかかわらず、長崎市が着席場所を「外交団エリア外にあえて配置」したと主張。「核兵器開発計画を拡張している中国」の意向を受けたもので、「極めて遺憾で失望を感じる」とした。
長崎市によると、台湾の代表団の着席場所は「海外席」のうち、各国大使の後で国際機関と同列だった。李氏は6日、SNSに、広島市の式典で、各国大使と同列の席が準備されたと投稿していた。
台北駐日経済文化代表処は、日本における台湾の実質的な在外公館として機能しており、李代表は駐日大使に相当する待遇を受けている。今回の長崎市の措置をめぐっては、中国が台湾の国際的活動に圧力を強める中、自治体レベルでの台湾代表部の扱いが改めて注目されることになった。
福岡弁事処の処長が代理で出席したことで、台湾側は式典を完全に欠席せず、抗議の意思を示しつつ対日関係を考慮した対応をとった形だ。長崎市の席次決定が、今後の台湾代表部と日本の自治体との関係にどのような影響を与えるかが注目される。