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「夢のよう」「スペインを誇らしく思う」――19日、サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝で前回王者アルゼンチンを破り、16年ぶりの優勝を果たしたスペイン。首都マドリードのパブリックビューイング(PV)会場には2万5000人以上が詰めかけ、満員となった。市民らは互いに抱擁し、歌や踊りで喜びを爆発させた。
市中心部のコロン広場に設けられたPV会場には、試合開始の3時間前から市民が集まり、瞬く間にぎゅうぎゅう詰めに。強い日差しの下、息が苦しくなるほどの熱気に包まれた。
優勢を保ちながらもなかなか得点できないスペイン代表。固唾をのんで見守るマドリード市民の中には、胸の前で十字を切って祈る若い男性や、緊張のあまり手を合わせ涙ぐむ女性もいた。
延長後半、疲れが見え始めた頃、トレスがゴールを決めると耳をつんざくような大歓声とブブゼラの重低音が響いた。勝利の瞬間、一斉に歌と踊りが始まり、会場は巨大なダンスフロアに。試合後も街の至る所で歌声が聞こえた。
マドリード在住の大学生ウーゴさん(21)は「スペイン人として今日の試合を誇りに思う。頭がおかしくなるくらいうれしい。それ以外の言葉が見つからない」と興奮気味。試合後も友人と踊り続けた高校生エレナさん(17)は「夢みたい。これからお祝い。今日は寝ないつもりです」と満面の笑みを見せた。