
スペースX、アンソロピック、オープンAI——この3社は「AI 3兄弟」とも呼ばれ、それぞれ史上最大級のIPO(新規株式公開)が視野に入っている。巨額のマネーが市場に流入すると見込まれるなか、これらの企業との関わりが深い日本株9銘柄が注目を集めている。本記事では、AI関連ビジネスの成長を取り込む可能性を秘めた銘柄をリストアップする。
まず、オープンAIはChatGPTで知られるAI研究企業であり、2025年にもIPOが実現するとの観測が強い。同社への投資や提携関係を持つ日本企業としては、ソフトバンクグループやNTTが挙げられる。また、データセンター需要の拡大から、富士通やNECなどのインフラ関連株も恩恵を受ける可能性がある。
次に、アンソロピックは安全性を重視したAIモデル「Claude」を開発する企業で、こちらもIPO準備を進めていると報じられている。アンソロピックと深いつながりを持つ日本企業としては、三菱UFJフィナンシャル・グループや楽天グループが注目される。両社はAI活用のパートナーシップを模索している。
スペースXはイーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業であり、スターリンク衛星通信網の拡大や大型ロケット事業が成長をけん引する。同社のIPOは2025年以降とみられ、関連する日本株としては、衛星部品を供給する日本電気や、宇宙産業向けの素材を手掛ける信越化学工業がリストアップされている。
これらの9銘柄は、いずれもAI革命の波に乗るポテンシャルを秘めるが、投資判断にあたっては各社の業績や株価のバリュエーション、IPOのタイミングなどを総合的に検討する必要がある。市場の動向を注視しながら、長期的な視点での投資戦略が求められる。